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【2020年版】6万円代でApex、Fortniteも144Hz!格安最強ゲーミングPCの構成を考える!

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以前このブログで格安ゲーミングPCの構成を解説しましたが、新しいパーツやPS5の出現などによりFPSなどでは100fps越えでプレイするのが主流になりつつあります。

今スマホゲームをやっていて、iPadを買ってガチでスマホゲームをやるくらいならPCゲームをやってみたいと思う人も少なくないでしょう。

 

そこで今回は、現時点での最新パーツを採用しつつApex LegendsやFortniteなどのゲームで144fpsを出せるという条件のもと構成を考えました。

 

また、60fpsと144fpsでは大きく目標設定が違うため流石に新品のみで前回と同じ価格設定にすることは難しく、今回は6万円代で考えました。それに伴ってパーツの妥協ラインも修正し、全体的により高性能な構成になっています。

最強格安構成

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今回は144fpsを出すという目標のもと構成を考えました。合計金額(ケース抜き)で68,337円と目標設定ギリギリの構成になってしまいましたが、性能を妥協しすぎても満足できなくなってしまうのでこの構成にしました。

順に構成の詳細を確認していきたいと思います。

パーツ 製品名 金額
メモリ DDR4 16GB 3200MHz 6,382円
マザーボード B450M Pro4 8,145円
電源 500W 80+Standard 4,708円
SSD S700 2DP99AA 500GB 5,808円
HDD なし 0円
グラフィックボード Zotac GTX 1660 Super 25,850円
ケース Versa H17 2,979円
合計   67,050円

 

CPU

今回は、CPUに「Ryzen 3 3100」を採用しました。

同価格帯の「Ryzen 3 3300X、3500、Core i3 10100」がある中で3100を採用した理由は、価格と性能のバランスを見た結果です。

 

10100は互換性、性能ともに微妙なので見送りました。

 

3300Xと3500と3100を比較すると、3300Xが一番ゲーム性能は上ですが価格が2万円近くなる点、3500は物理コア数が6コアとバランスのいいスペックですが16,000円程度とこちらも少し高い点を考慮し、13,000円ほどで買える3100を選択しました。

 

3100は価格が安い割に3300Xとコア/スレッド数が同等ですのでそれなりに性能が出ます。ただしクロックが低いこと、「2コア+2コア」2CCD構成であることが原因で3300Xより性能が出にくくなっています。3100はOC(オーバークロック)耐性が高いので、限界以上の性能を引き出したい場合はOCしてみるのもありでしょう。

 

もし+3,000円ほどの余裕があれば3500を選択するのがおすすめです。

 

メモリ

メモリは以前より1GBあたりの価格が大きく下がったこと、容量が8GBでは限界なことを踏まえて16GBのメモリを採用しました。現在のメモリの下限は16GBと言っていいでしょう。

また、Ryzenではメモリクロックが高いほど性能が出やすいのでネイティブ3200MHzのメモリを採用しました。

また、16GB×1枚よりも8GB×2枚のほうがパフォーマンスが出やすいため、同じ16GBなら基本的には後者を選択しましょう。

 

マザーボード

「B450M Pro4」を採用した理由は、値段が安い割に高機能で互換性が優れている点です。中でもネイティブ3200MHzのメモリに対応しているのが決め手でした。ネイティブメモリに対応している安心感というのはPCを組むうえでとても大事です。

 

電源

電源は最低限500Wで80+認証を取得している電源を選びましょう。今回は値段が安いThermaltake製の「PS-SPD-0500NPCWJP-W」を採用しましたが、+2、3,000円ほどの余裕がある場合は80+Bronzeの電源を選ぶといいでしょう。

 

SSD

SSDは500GBのHP製「S700 2DP99AA」を採用。容量を500GBにした理由は、最近のゲームの容量が50~100GB程度と大きくなっているからです。

256GBのSSDでは2、3タイトルしか入れられないと判断し、格安構成でもそれなりのタイトルが入れられる最低限の容量を確保しました。

 

グラフィックボード(GPU)

「GTX 1660 Super」を採用した理由は、144fpsを出すための性能を兼ね備えていて且つ25,000円程度と安く手に入るからです。

今現在144fpsを出すための格安構成ではこのGPU以外の選択肢はないと言っても過言ではありません。それほど性能、価格ともに優れているいいGPUです。

もし、Apexは無視してFortniteで144fps出ればいいという方がいれば1ランク下の「GTX 1650 Super」などに変更して価格を抑えることも可能です。

 

 

グレードアップするならどのパーツ?

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今回紹介したのは格安構成ですが、もう少しお金の余裕がありスペックアップしたいと思っている方もいるでしょう。

そのために、スペックアップの優先順位とそのアップグレード先のパーツ候補も併せて紹介したいと思います。

まずはグラフィックボード(GPU)

まず最優先すべきはGPUです。GPUはゲーム性能に直結するのでゲーミングPCにおいては少しでもいいパーツを選択しておいて損はありません。

 

アップグレード先の候補としてRTX2060(約32,000円)、RTX2060Super(約40,000円)がおすすめです。RTXシリーズにはレイトレーシング専用コアが乗っているため、レイトレーシング機能に対応したゲームではリアルな光の反射を体感することが出来ます。

 

もしこれ以上のGPUを選択したい場合は先に次の項で紹介するCPU、電源をアップグレードするようにしましょう。

 

 

次にCPU

ある程度GPU性能を上げていくと、今度はCPUがボトルネックになります。そのため、CPUの性能を上げないとGPUの性能を上手く引き出せなくなってしまいます。そこで、GPUをある程度上げた後は次に紹介するようなCPUに変更したのちGPUを変更するようにしましょう。

 

アップグレードすべき候補はRyzen 5 3500(約16,000円)、Ryzen 3 3300X(約20,000円)、Ryzen 5 3600(約23,000円)となります。

3500、3300Xは同程度の性能ですが、3300Xのほうがゲーム性能が優れています。これは先ほど説明したCCDの問題やクロックの問題などが原因です。

 

しかし、価格が20,000円でその上位の3600と3,000円程度の違いしかありません。ですので、3300Xを買うくらいなら3600を買ってしまってもいいと思います。

 

 

3番目にSSD、電源

SSDは入れられるゲームの数に直結しますので、ゲームを沢山入れたければ大きい容量を選択すべきです。

しかし1度に何十個のゲームをやるわけではないので、とりあえず500GB~1TB程度で様子見するのがいいと思います。SSDはあとから増設することが可能なパーツですので、もっとゲームを入れたいとなってから買い足すといいでしょう。

 

電源は、CPUやGPUを上位に変更した場合に変更が必要になってきます。特に、GPUを2060Super以上に変更した場合は600W以上の電源に変更しましょう。それ以外での変更は必要ありません。

 

最後にケース

今回は格安構成ということでできるだけ安いケースを選択しました。しかし、どうせゲーミングPCを作るなら見た目にこだわりたいという人もいるでしょう。PCケースは値段も数千円から数万円とピンキリですが、様々なデザインのケースがありますので、見た目にこだわりたい方は好きな見た目のPCケースを探してみてください。

 

メモリ、マザーボードは必要なし

マザーボードはPCの性能にはほとんど関係してきません。拡張性やOC耐性、LANなどこだわりのある人は高いパーツを選択しますが、ゲーム用途で困ることはほぼないですので変更の必要はありません。

メモリもゲームで16GB以上必要になることはほぼなく、OCメモリは初心者には推奨できないため、ネイティブ3200MHzのメモリが現状最適と言えます。

まとめ

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いかがだったでしょうか。今回の構成であれば大抵のゲームを快適にプレイできるはずですので是非組んでみて下さい!
また、NVIDIAからは「RTX 3000シリーズ」、AMDからは「RX 5000シリーズ」が発表されていてパーツの世代が次の世代へ移り変わりつつあります。現状はハイエンドのみ発売されていて価格も高いですが、半年~1年後にはミドル~ローエンドモデルも出揃い、ラインナップが刷新されることでしょう。

もし今すぐに組む予定がなければ、また組むときに覗いてみてください。