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インテル終わってる…Zen3のベンチが流出!遂にゲーミングキングの座も奪われてしまう?

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 【追記: 2020/10/09】

Zen 3が正式発表されました!以下の記事で発表内容を分かりやすく解説しています!

 

昨日(10月1日)、Zen3アーキテクチャの12コア/24スレッドCPUであるRyzen 9 5900Xと思われるCPU-Zのベンチマークがリークされました。

このリークが信用出来るのかという議論はさておき、これが本物であると仮定すると、Ryzen 9 5900Xのシングルスレッド性能は652.8ポイント、マルチスレッド性能は9481.8ポイントとのことです。

これはZen2アーキテクチャの同グレードCPUであるRyzen 9 3900Xと比較してシングルスレッド性能が約20%、マルチスレッド性能が約15%向上していることになります。

また、競合のCore i9-10900Kと比較してもシングルスレッド性能が50ポイント以上高く、完全にIntelのシングル性能を上回りました。

 

実際のゲーム性能はどうなる?

さて、肝心のゲーム性能についても以前リークがありました。

AMD Ryzen 7 5800X 8 Core & 16 Thread "Vermeer" Zen 3 CPU Benchmarks Leak  Out, Faster Than the Intel Core i9-10900K

このリークによると、5900Xはゲーム性能でも10900Kよりも高い性能を発揮できていることが分かります。

ゲームはインテルに最適化されている場合が多いと言われていますが、そのゲームでもついにインテルを打ち破ったことになります。

 

Zen3は何が変わっているのか

Zen3世代ではアーキテクチャの大幅な改良に基づいたIPC(周波数あたりの処理性能)の10~20%向上、周波数の向上などによる絶対的な性能の大幅な向上が期待されています。Zen+世代からZen2世代に変わった際の性能の向上幅と同じくらい、若しくは更にジャンプするのではと言われていました。
リークされたベンチマークをもとに考えても、実際にそれくらいの性能向上が確認されています。

 

また、Zen2世代で問題になっていた「CCX跨ぎ」によるゲーム性能の低下についても大きく改善するのではないかといわれています。

以下の画像(Zen2世代のCPU構成)を見て下さい。

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Zen2世代では1CCX4コア×2の1CCD8コアの構成だったのに対し、Zen3世代ではCCXを廃止し、1CCDがそのまま8コアの構成になります。そのおかげでゲームプレイ時のCCX跨ぎが起こらなくなり、跨ぎによる高フレームレート環境での性能低下がなくなります。

 

まとめ

Zen3は10月8日に公式発表が予定されています。また、発売日については10月20日に販売が開始されるのではとの見方もあります。

 

最後に、Zen2世代のときは、直前のリークでさえ当てにならなかったためリークには懐疑的な声も少なくありません。リークはあくまで噂程度のものと認識し、公式からの正式な発表や実際のベンチマークが出揃うのを待ちましょう。

 

ソース:

https://twitter.com/9550pro/status/1311483157703614464