iPhone 12がでた今、iPhone SEはオワコンなのか?
先日発売されたiPhone 12シリーズ、iPhone 12 miniも11月6日から予約開始となり、いよいよiPhone SEの立場は崖っぷちへと立たされてしまった。ここでiPhone SEを買う価値はあるのか今一度考えてみよう。
iPhone のいい点
iPhone SEのいい点①安い
まず挙げられるのはiPhone SEの安さだろう。
iPhone 12の価格が税抜85,800円、iPhone 12 miniの価格が税抜74,800円であるのに対してiPhone SEの価格は税抜44,800円と3~4万円も安くなっている。
また値下がりしたiPhone 11の価格も64,800円といまだに高いことから、最安でiPhoneブランドを手に入れたい人にとって最適解であることには間違いない。
iPhone SEのいい点②値段の割にかなりのスペック
iPhone SEはSoCにiPhone 11と同じA13 Bionicを搭載しており、一世代前ではあるがAntutu公式スコア49万点とかなりのスコアを出している。
これはA14 Bionicを搭載するiPhone 12のスコア57万と比較しても8万しか変わらない。
この8万の差を感じられる人は果たしてどのくらいいるのだろうか。
iPhone SEのいい点③touch IDが使える
iPhone SEは現行ストア販売されているiPhoneの中で唯一touch IDが使える機種となっている。
普段使いでも画面を見る必要がないという点でFace IDよりも優れているが、この時世によってtouch IDの需要はさらに拡大している。
今後touch IDが復活することもなさそうなので、現在iPhone 7や8又はそれ以前の機種を使っている人でtouch ID一択の人はiPhone SEに乗り換えてしまっていいだろう。
iPhone SEの悪い点
iPhone SEの悪い点①この時代にシングルカメラ
今や2万円台のandroid端末ですらまともに使えるクアッドレンズを搭載しているにもかかわらず、iPhone SEはシングルレンズしか搭載していない。
流石に時代遅れ感は否めないが、そこは天下のアップル様。カメラのソフトウェアがしっかりしているおかげで全然使える。
ただ、流石にiPhone 12シリーズには届かない。最高性能のカメラを求めるならiPhone 12だろう。
iPhone SEの悪い点②ディスプレイ、更には…
iPhone 12、12 miniはディスプレイに有機ELが採用されているがiPhone SEは液晶であり、これは明らかに発色や視野角の差が現れる。
更にはiPhoneSEの大きな利点であった小型であるという部分もiPhone 12 miniに取られてしまっている。
iPhone 12 miniのサイズは高さ131.5mm幅64.2mm重さ133gであるのに対して、iPhoneSEは高さ138.4mm幅67.3mm重さ148gと完全に負けている。
そしてディスプレイサイズはiPhone 12 miniは5.4インチ、iPhone SEは4.7インチと極太ベゼルのせいでスペースを活用しきれていない。
iPhone SE、案外行けるかもしれない。
今回の記事で調べたところディスプレイやカメラなど当然iPhone 12に負けている部分はあるが、それ以外にあまり欠点が見つからず、むしろiPhone SEのほうが優れている点もあった。
十分使えるスペックを持ちながらしっかりと他のiPhoneと差別化出来ている。
iPhone 12よりも4万円以上安く買えてしまうiPhone SEはまだまだ戦えるだろう。