RX6900XTはRTX3080に性能で勝てず、RTX3070に価格で負ける可能性…Big Naviの性能は?
【追記: 2020/10/29】
ついに公式発表されました。以下でその性能、価格、発売日などをまとめています!
多くの人がAMDの新GPU、RX6000シリーズの詳細を待望していると思います。
新しくPCを組もうと考えている人は、10月28日に予定されているRX6000シリーズの発表を見てからRTX3000シリーズにするかRX6000シリーズにするかを決めようとしている人も多いでしょう。
私もBig Naviに期待を抱いていたのですが、もしかするとRX6000シリーズはRTX3000シリーズに惨敗という結果になってしまう可能性が出て来ました。
まだ全てリーク段階の情報で断定しているものではないことに注意してください。
- Navi21は22.5TFLOPSで29.8TFLOPSのRTX3080に勝てない
- 価格でもRTX3070より高くコストパフォーマンスも期待できない
- VRAMは多いがNVIDIAもVRAM倍増モデルを出す予定
- まとめ
Navi21は22.5TFLOPSで29.8TFLOPSのRTX3080に勝てない
現在リークされている情報をまとめると、RX6900XT=Navi21は80CUで5120個のstream processersを搭載し、2050MHzのNavi21Aと2200MHzのNaviBの2種類があり、Navi21Bのほうは22.5TFLOPSになるとのことです。
しかし競合のRTX3080は29.8TFLOPSで、単純な浮動小数点演算性能では大きく差が開いてしまっています。
また、RTX3070は20.3TFLOPSですのでRTX3080よりもRTX3070に近い数値となってしまています。
価格でもRTX3070より高くコストパフォーマンスも期待できない
RTX3080よりもRTX3070に近い性能となってしまいそうなRX6900XTですが、価格は当初の予定では$599、RTX3000シリーズの発表を受けて$549になるといわれています。
しかし対するRTX3070は$499~となっており、価格でもうまみはないという結果になってしまっています。
VRAMは多いがNVIDIAもVRAM倍増モデルを出す予定
Naviは、16GB、12GB、8GBのVRAMが搭載される予定で、RTX3070の8GB、RTX3080の10GBと比較すると16GBのRX6900XTのほうが勝っています。
しかしNVIDIAはRTX3000シリーズのVRAM容量を倍増させたモデル(RTX3070tiやRTX3080ti?)を出すといわれており、実際にVRAM倍増モデルが出た場合VRAMでもアドバンテージはなくなってしまいます。
まとめ
GeForceはRTX3000シリーズの単に性能が高いだけでなくDLSSなどの突出した機能もあり、Radeon側は厳しい戦いが迫られていると感じます。
絶対性能で勝てなくとも今まではコストパフォーマンスを武器に戦ってきましたが、そのコスパも今回は期待できないのではと考えざるを得ません。
正式な発表待ちなところではありますが、AMDには期待をいい意味で裏切り魅力的な商品を発表してほしいですね。
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